
残るのは、与えたものだけ──三浦綾子『氷点』の一節から考える人生の豊かさ
人生を終えたあと、何が残るのだろう。 三浦綾子の『氷点』に、この問いに答えるような一節が引かれている。 一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである ...

人生を終えたあと、何が残るのだろう。 三浦綾子の『氷点』に、この問いに答えるような一節が引かれている。 一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである ...

会議で答えられなかった質問が、帰り道にも頭から離れない。言い方を間違えた場面を、寝る前になってまた思い出す。 「もう終わったことだ」と分かっていても、気持ちは簡単には切り替わらない。早く忘れようとするほど、切り替えられない自分まで責めたくなることがある。 ...

仕事が予定どおり進まない。締め切りが近づくと、つい「もっと早く作業しよう」「残業して終わらせよう」と考える。 けれど、遅れの原因が、作業量の見積もりなのか、途中の確認待ちなのか、依頼の条件が曖昧なことなのかで、取るべき手は変わる。急いで解決策を選ぶ前に、何が起きているかを確かめたい。 ...

仕事を終え、家の用事を済ませる。今日も必要なことはこなした。けれど、一日を振り返ると、自分が楽しみにしていたことには触れられていない。 そんな日が続くと、もっと収入があれば、もっと時間があればと考えたくなる。実際に、生活の条件を変える必要があることもある。 ...

毎日、決めた時間に机へ向かう。教材を開き、昨日の続きを進める。それなのに、できることが増えた実感がない。 続けてきた分だけ、「ここで変えたら、今までが無駄になる」と思ってしまうことがある。真面目に取り組んでいるほど、やり方を見直すのにも勇気がいる。 ...