ニュースを見れば暗い話題ばかり。将来や仕事や金のことが頭から離れず、夜も眠りが浅い。

そんな閉塞感の中にいる人に、『ユダヤ人大富豪の教え』で知られる本田健氏の『きっと、よくなる!』は、シンプルすぎるほどシンプルなメッセージを差し出してくる。

どんな状況であれ、人生はこれからきっとよくなる。

気休めに聞こえるかもしれない。だがこれは、人生の流れを変えるための、機能する技術として書かれている。

未来を決めるのは、過去ではない

人は「過去の実績」と「現状のデータ」で未来を予測しようとする。

「今まで失敗ばかりだったから、次もダメだろう」「不景気だから、どうせ変わらないだろう」。

だが本田健氏の指摘は逆になる。未来を決めるのは過去ではなく、未来に対して何を信じているか。

「きっとよくなる」と信じている人は、無意識のうちに良くなるための情報を拾い、行動し、チャンスを掴む。「悪くなる」と信じている人は、悪い予感を自分の手で的中させていく(予言の自己成就)。

根拠は要らない。先に「よくなる」と決めてしまう。その決断が、現実を引っ張るエンジンになる。

人生が好転する人の、3つの共通点

一、「まあ、いいか」と受け入れる

完璧主義を手放し、起きたことを「まあ、いいか」と受け入れる。

執着を手放した瞬間に、エネルギーの滞りが解け、新しい流れが入ってくる。握りしめた拳では、何も受け取れない。

二、目の前の人を喜ばせる

遠くの成功を夢見るより、今日出会う人を笑顔にすることに集中する。

運は、人が運んでくる。周りを幸せにしている人間が、結局いちばん応援される。

三、直感で動く

「損得」ではなく「ワクワク」で選ぶ。

論理で固めた計画より、ふとした直感のほうが正しい道を知っていることは、観察してきた範囲でも珍しくない。

試練は「ギフト」の包み紙

リストラ、病気、別れ。一見「最悪」にしか見えない出来事が、人生には起きる。

だが後から振り返ると、「あの出来事があったから今がある」と思える瞬間が、たいてい来る。

一見悪いことは、人生がより良くなるための調整期間であり、次のステージへの招待状かもしれない。だから最悪の渦中でも、「これはよくなるためのプロセスだ」と仮置きして、今日できることを淡々と続ける。

まとめ──言葉は、一番近くの耳が聞いている

「きっと、よくなる」

声に出した言葉を、一番近くで聞いているのは自分の耳になる。そして脳は、聞いた言葉を現実にする方向へ静かに動き出す。

夜明け前が、一番暗い。

そこまで来ているなら、話はもう半分終わっている。

関連する記事